過去の合格率を見ると宅建は、難易度の高い試験のように感じます。
では、以下をご覧下さい。
平成27年度 | 15.4% |
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平成26年度 | 17.5% |
平成25年度 | 15.3% |
これは3年分のデーターですが、過去10年を振り返っても、20%台に届いたことはありません。普通に考えるなら、5人に1人も合格できない計算ですので、簡単な試験でないことは想像つきます。
しかし、宅建は行政書士同様受験資格がなく、しかもその受験者数は20万近くにもなる、日本で最高峰の国家資格です。
それに合格率が低いと言っても、それだけの受験者が集まる試験ですから、合格者は毎年2万5人以上もいるのです。
確か合格率だけみれば難易度の高い試験ですが、それは受験数が多くなっているためで、いわば数字のトリックです。決して合格率ほど難易度が高い試験ではありません。
かといって簡単な試験でないことは忘れないで下さい。
行政書士の難易度のページの冒頭でも話しましたが、このサイトはあくまでも一定の学習量をこなすことを前提で進めています。
それは宅建も同様です。
特に宅建の場合、明らかに学習量が少ない受験者が多いと言われています。
宅建は、きちんと学習さえすれば、それほど難易度の高い試験ではありませんが、学習量が足りなければとても難易度の高い試験です。
つまり、宅建の難易度はあなた自身で決まってしまうのです。
国家資格というのは、その分野の知識や技術が一定以上の水準にあると国が認めた証明です。
だからこそ、問題作成者もある程度のハードルを与え、しっかりと学習しているか試しています。
宅建を受験するならそのことは忘れずにいて下さい。
宅建に合格するためのポイントは、一定の学習量(350時間以上)と正しい学習法を学べば誰にでもチャンスがあります。
最後にしつこいようですが、もう一度言います。
宅建の試験は、学習量です。